トライデント・プラウシェア報道発表
マンチェスター刑事裁判所 最新情報

2000年9月13日水曜日
AWTT裁判 - 第2日目

月曜日(9月11日)に休廷されていたロージーとレイチェルの裁判が,今日,継続された.検察側証人ゴードン・ウォーカー氏,ヴィッカーズ社(英国の鉄鋼会社)の委任事業主任,が反対尋問において「交換する検査器材の故障のためにベンジャンス号は必要な検査のすべてを完了しないままバローを出港した」と述べたとき,おそらく最も興味深い新事実が明らかになった.このことは,レーダー監視システムが十分作動する状態であるという確信のないままベンジャンス号が出港したことを意味する.検査はどこか別のところで後日完了したのだ...

今日の大部分の時間はレーカル社の検査技師であるストーヴェル氏の反対尋問にあてられた.彼は損害額についての疑問のある見積もりの1つを提出している.この見積もりは文字通り損傷したほとんどすべてのボルトとナットまで含んでいる.このストーヴェル氏の損害額の見積もりは,被告側に委託された別の独立な報告による数値にくらべて数倍大きい.(この報告は,損害額の議論で紛糾した前回の法廷が終わり休廷したあとに委託された.)

被告側は,実際の損害額--今日提出された証拠によると318,000ポンドから915,000ポンドと見積もられている--を確定しようとしている.この損害額は,もしロージーとレイチェルが有罪となったときには刑期の長さに関係することになる.起訴に対する申し立ての終りには,レイチェルのインタービューからのいくつかの抜粋が法廷で読み上げられた.ロージーはノーコメントという声明をしていた.

3時10分に被告側は申し立てを開始しロージーは証人台に召喚され,そして,彼女が爆弾のすぐ近くでどのように成長し,エルヴィス戦車工場の外での平和キャンプを含めた彼女自身の経験を通して,直接行動が重要な結果をもたらす唯一の方法であるということをいかに理解したかということを語った.

ここで,検察当局は立ち上がり,陪審員団が退室させられた後,続行されている弁護の可能な方向についての提案を行い,ランカスターにおける「爆弾でなくパンを」裁判での,どのような弁護が使えてどのような弁護が使えないのかという点についてのオープンショウ判事の判決に言及した.ここで私たちすべては少しの間恐れたが,幸いにもハンプレイズ判事は,少なくともこの段階では検察側と被告側の両者の話を聞いて,先例としてオープンショウ判事の判決を採用するつもりはないし,また,この段階では何ごとも除外するつもりはないと述べた.

この公判は明日午前11時に再開される.


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