トライデント・プラウシェア
AWTT 報道発表

マンチェスター刑事裁判所
2000年9月15日

常に存在し続ける脅威,トライデント

本日マンチェスター刑事裁判所にて,弁護側の3人の証人が証言をした.

ブラッドフォード大学平和研究学科ポール・ロジャース教授,トライデント・プラウシェア2000の創立者アンジー・ゼルター,アクロニム・インスティテュート,防衛研究シンクタンク常任理事レベッカ・ジョンソン.

アンジー・ゼルターは,被告らはTP2000の組織の一員として,核兵器による威嚇とその使用は違法であるとする国際司法裁判所の1996年の勧告的意見にイギリス政府が留意することを確実にすべく,あらゆる通常の方法をやり尽くしたあとに直接行動を起こしたものであることを証言した.本日の証言の多くは核兵器による脅威の直接性に関するものである.ポール・ロジャースは,核原潜トライデントの艦隊による脅威が,NATOの枠の内外を問わずいかに現在のイギリスの核戦力の態勢にとって重要であるかを説明した.レベッカ・ジョンソンは,被告らがこの非武器化行動を起こす直前の,「砂漠のキツネ」作戦の後の中東の国際的緊張の高まりの情況を説明して,核の脅威が直接的だった事を強調した.

検察側の法廷弁護士ワトソン氏は,彼が専門家証人レベッカ・ジョンソンの信用性を無くそうとして,彼女が自分のいくつもの資格を得た大学を思い出せないと主張した時,特に無能に見えた.ジョンソン女史は英国外務省と国連に定期的に意見を提出しており,核拡散防止関係の分野では数少ない専門家の一人である.

判事が弁護側と検察側から法律点での情報を得るために,陪審員は午後3時に解散した.審理は月曜午前10時に再開され,ハンフリー判事は法律チームからの申し出を聞く予定である.

裁判は月曜には終わり,月曜午後,あるいはより高い可能性としては火曜日に評決が出されるはずである.


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