トライデント・プラウシェア
報道発表 2000年9月20日

トライデント裁判,第二の嫌疑で評決不能
再審の決定は金曜日

マンチェスター刑事裁判所での反核運動家ロージー・ジェイムズとレイチェル・ウェンナムさんの裁判で昨日,第一の嫌疑で無罪の評決を出した後,陪審は他の嫌疑について評決に達することができず,解散した.

女性たちは各々,1999年2月に,バローに停泊していた英海軍のトライデント原潜ベンジャンス号に損壊を与えたとして二つの訴因で起訴されていた.昨日,4時間に及ぶ審議の結果,原潜に「死のマシーン」,「違法」とスプレーで書いたという第二の訴因については,多数評決により両者に無罪の結論を出した.本日,6時間13分にも及んだ議論の末,試験装置のハンマーによる損壊という第一の訴因について陪審は評決に達することができなかった.検察側は金曜午後2時までに再審を要求するつもりかどうかを法廷に申し出なければならない.

女性たちのアフィニティー・グループ「オルダーマストン女性トラッシュ・トライデント」のスポークスウーマンは次のように述べた:
私たちはこれを勝利と考えます.私たちの裁判は陪審に深刻なジレンマを引き起こし,また本能的な道徳性は生きており健全であるということを示しています.もし再審になれば,彼女たちは三たび被告席に立つことになります.私たちは,トライデントシステムに今年すでに使われた15億ポンドにさらにお金をつぎ込むことは全くの公金の無駄使いであると思います.

ウェンナムさんは,「イギリス政府の努力にもかかわらず,この裁判はこの国の人々の道徳的良心が生きており抵抗していることを示しています! 陪審はイギリスの核兵器システムについての真実を目にして,トライデントの合法性についての疑問を投げかけたのです.」と述べた.


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