法務総裁の事件付託
トライデント・プラウシェアズ 報道発表
2000年10月13日
昨年のグリーノックでの核非武器化の実行者3人の裁判と無罪判決に関する,エジンバラ高裁での「法務総裁の事件付託」聴聞は,5日間の審理の後,11月14日火曜日から5日間の日程で再開されることになった.
勅選弁護士で法廷助言者のジェリー・モニハンは今日,1996年の国際司法裁判所の意見をトライデントの適法性の問題に適用する議論を続けた.判事席からの,「核兵器は国際法に一般的に違反する」という国際司法裁判所の言明は,その中に「一般的に」という言葉が使われていることで相当弱められるのではないかとの質問に答えて,彼は,その言葉は低爆発力の兵器などのマージナルなケースを想定してのものであると述べた.トライデントはマージナルなものではなく,まさに中心に位置するものであり,明白に違法である,と.
グリーノックでウラ・ローダーを成功裏に弁護したジョン・メイヤー弁護士は,今回も彼女を代理して出席していたが,彼は,その全部が照準をセットした100キロトンの核弾頭を装備して展開しているトライデント原潜の艦隊が,単に核を「保有」しているだけだなどという事はあり得ない,と述べた.核兵器の配備とはいつでも戦争に使える状態にしておくことを意味するのだ.
トライデント・プラウシェアズの広報担当は次のように述べた.
「これまでいくつも勇気づけられることがあったが,しかし判事たちが彼らの前にある重大な任務を十分理解しているのかどうかは,われわれには分からない.われわれはトライデントの法的地位が裁判所で議論されていることに喜んでいるが,これまでいくつものあら探しや言いのがれ,ごまかしが行われた.もしエジンバラの町の通りで3人の子どもがランダムに陪審に選ばれ,罪のない人々を殺す脅しをかけることが正しいか,合法的かを問われたら,また普通の市民がそのような犯罪を止めようとする権利を持つかと問われたら,彼らは5分以内に正しいこたえを出すだろう.子どもは真実の法は道徳性に基づくものであることを理解している.」