上に書きましたように、広告内容は、
(1)九条擁護の説得力あるメッセージ
(2)全国各地の「九条の会」の連絡先
(3)著名人の写真付きメッセージ
から構成されます。(2)については、毎日新聞の5つの配布エリア(北海道支社、東京本社、中部本社、大阪本社、西部本社)ごとに、その地域の「九条の会」について掲載します。
(1)の、九条擁護のメッセージは、次のような内容を考えています.
(1)世界の国々で多くの戦争が起こっている中で,九条の下にある日本は軍隊による一人の死者も出していない.(これに類する九条を評価する短い文章)
(2)憲法を変えようとするプロセスはもう始まっており,うかうかしていると押し切られてしまう.(予想されるタイムスケジュールを示す.)
(3)改憲するかどうかは国民投票で決まるので,国会がどうであれ,最後に国民一人ひとりの意志で止めることができる.(憲法改正の手続きの説明.)
(4)国民投票で決まるとは言っても,メディアなどによって「改憲は当然」の雰囲気が作られてしまうと,それを変えるのは非常に困難になる.憲法擁護のために,早急に,マスメディアを含む,多様な言論,宣伝活動が必要.
(5)国民一人ひとりが,いろんなやり方で憲法を守るための貢献ができる.そのためにも,私たちが地域で,日常生活の中で,憲法について知り,大いに議論することが必要. |
市民有志が無形のマスメディアに
九条のための意見広告・CMを応援する「九条広告支援の会」設立にご協力を
九条広告支援の会・準備会 事務局長 豊島耕一(佐賀大学)
多数の意見広告団体による「CMの行進」を提唱します.私たちは,そのための全国的な支援・調整組織「九条広告支援の会」を準備しています.これにもご賛同をいただければ幸いです.
すでに各地にたくさんある,経験を積んだ市民団体がお互いに切磋琢磨して,質の高い,説得力のある意見広告を,しかも大量に --
全体で100億円程度の規模になるまで -- 持続的に実施すれば,必ず世論の流れを変えることが出来ると思います.宣伝における最も重要な要素はボリュームです.たまに出る程度の広告ではあまり効果は期待出来ません.このような全国的な運動を巻き起こすためのセンターとして,私たちは,九条のための意見広告やCMを支援する組織「九条広告支援の会」を作る準備をしています.この組織は次のような役割を担います.
- 各地の意見広告団体に関する情報の収集と公表,広報活動
- 統一ロゴ,キャッチコピーの制作と管理
- 広告の質の向上のための活動 -- 批評,評価,助言などの場の提供
- シール,バッジ,ポイント,称号の発行などのシンボル機能
- 意見広告団体の信頼性に関する情報の提供
この組織は広告資金を管理するものではなく,意見広告のためのカンパは従来どおり市民から各広告団体に直接行われます.あくまで意見広告運動の「サポーターズクラブ」です.
賛同人(3月4日現在)
明樹由佳(俳優),石川捷治(九州大学大学院法学研究院),井上ひさし(作家),きくちゆみ(環境・平和活動家),國弘正雄(月刊軍縮問題資料 編集人・元参議院議員),くまがいマキ(劇作家・非戦を選ぶ演劇人の会実行委員),早乙女勝元(作家),篠原久美子(劇作家),田畑精一(絵本作家),永井愛(劇作家),西山水木(俳優),西山剛司(九条の会を応援し趣旨を広める会),根岸季衣(俳優),古田足日(児童文学者),三好永作(九州大学総合理工学研究院),山田洋次(映画監督)
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