意見表明

木 村 和 彦(東北大学大学院農学研究科)

◆評価機関はランク付けの機関であってはならない。
・評価の目的は、評価結果を各大学にフィードバックすることにより、各大学などの教育研究活動の改善に役立てるべき。この目的は、大学評価・学位授与機構(NIAD)に設けられている大学評価委員会(大学評価事業をH12年度から開始、この中間報告では専門的な立場からの評価を行うことになっている。)でも明示されている。

・改善点が求められた場合には、目標が達成できなかった理由とその対策を大学自らが考えるべき。この改善点は、評価機関が改めて評価すればよい。

・実施が始まったばかりの大学評価事業の評価もせずに、これよりも上位の評価機関−国立大学評価委員会−を作るのは稚拙である。