独法化阻止・全国ネットワーク、設立総会の様子 (テープII 規約、活動などについて質疑応答)

目次

●1)3条について:

●2)名称について:

●3)4条のことばおよび内容:

●4)その他の条文など:

●5)人事について:

●6)活動方針:

●1)3条について:

意見: 活動対象を、独法化に限らず、もっと広げた方が良いのでは?

司会: どういう風に、入れるか。長くなるが3条を分けるか…。

質問: 賛同団体として何を想定か?

司会: 教職員組合とか、科学者会議とか、いろいろ…。

意見: 規約そのものは簡潔がいい。

意見: 浜林さんの講演にもあったように、大学の外の人が読んで、納得できるようにしないと支持を得られないのではないか。今のままでは、これをもってお願いしますといっても、理解されないように思われる。

司会: 活動のキーワードなど出して頂けるといいが…。

意見: 3条は、独法化に限っての目標としていいのではないか。今までに出た意見は前文などに、整理して入れたらどうか。規約に含めると焦点がぼやける。

意見: このままでは、「国立大だけではないか、どうぞ後勝手に」という感じである。

意見: 呼びかけ文について。ここで、趣旨を説明したらどうか。

意見: 呼びかけ文が長いので、簡潔にしたら。

司会: 簡潔にして、趣旨を入れた前文のようなもの、にする、ということか。

意見: 規約に多くの文章を入れるのは、好ましくない。趣旨説明を別につくり、セットで配るのはどうか。趣旨は、「規約は簡潔にしてあるが、思いは深く広いのだ」というものにする。

司会: 「呼びかけ文を簡潔に、趣旨を入れる作業」は、代表に一任でよいか。

会場: 了承。

●2)名称について:

司会: 問題は、「国民」か、「全国」か、というところだと思うが、いかが。

意見: 「国民」はいろいろな面で、問題もある。いま、国際化という時代での攻撃もあるし、「国民」より、「全国」の方がよい。

意見: 民主的意見の形成については、教育の機会均等と切り離せない。東大が特権的であることなども問題。機会均等、学費の

問題、など含め、社会階層を越えた連帯をつくっていくことが大事。

意見: 独法化に反対する首都圏学生実行委員会で運動している。これは東工大サークル連合会や、東大駒場寮委員会などからの働きかけでできたもの。独法化は、学生の諸権利を狭める事態となる、と捉えて活動している。「全国」が良いと思う。「国民」には抵抗観ある。国籍の有無による差別がある、例えば、民族学校の出身者が入学不可とか、留学生問題など。「国民」では、聞いた人に国民でないことを意識させる。青年には抵抗感がある。人権など共通の理念を掲げる運動なのだから、「全国」がよい。

意見: 4条のことばに、 「市民」とあるところと、「国民」とあるところがあるが、いいか。

司会: 「国民」を使った理由は、英語でpeopleの意味の場合、憲法で「国民」としている。この意味を取り返す意味も込めて、用いたが、固執しない。人々、市民、など、いろいろあってもいいと思う。

 会場に伺う:「国民」が良いか。…一人。 「全国」 が良いか。…多数。

では、全国ネットワークとするので、よいか。

会場: 了承。

●3)4条のことばおよび内容:

意見: 外国では、「国の人々」という場合、日本語では「国民」とする。「日本の人々」がいいのではないか。

意見: 浜林講演に、大学は教員だけが教育するという場ではない、とあったが。その件に関連して、e-mailに「意識改革の勧め」を投稿したのだが。教員、学生、職員のどれが抜けても大学は成り立たない。高等教育については、高校までは階層性がある。大学以前の、若い時の教育についても主張するのが大事ではないか。

意見: 「市民」を「人々」にするのが良いのでは。

意見: 条文の中で、いろいろな言い方があっても良いのでは。

意見: 原案に賛成。

司会: では、「市民」がいいか。…9人。 「人々」がいいか。…少し。

     では、原案の通り。

●4)その他の条文など:

質問: 条文の番号の、5+1は何か。

司会: 急いでいたので、整っていないだけ。 5+1は6へ移す意味。13−1など、他も同じ。

意見: 4条の3の中の「国民」は、やはり変えるか。在日朝鮮人の問題がいつもあることを、思う。

意見: そこも、「市民」がいい。

質問: 全大教の執行委員であって、賛同団体として一緒に進めている。しかし、規約には、賛同団体の義務・権利が殆ど記載ない。ごく表面的には¥5,000.払えばいいのか、と見える。 何を協力できるか。

司会: 当然、教職員組合を通じて、いろいろ協力求めたい。資料、情報の提供など。

意見: 会員と同じように、記載したらどうか。

司会: 「支援」に、いろいろ意味を含めているのだが、それで良いと思うが。

司会: 規約については、よろしいか。

では、以上を確認すると、名称:「独法化阻止 全国ネットワーク」。4条のことば:市民に。根拠地:「事務局長のところ」。

会場: 了承。

●5)人事について:

司会: 代表は、山住正巳氏に内諾を得ている。いかがか。

会場: 了承。

司会: 事務局長は、立ち上げまでやったので、どなたかいないか。

司会: 世話人の立候補は無いか。今のところ、岡大・白井と野田、佐賀大・豊島、群馬大・近藤。

会場: 了承。

意見: 推薦する。宮崎大の橋本氏。

応答: 賛同しているが辞退する。

司会: 了解得られれば、北大の辻下も。

司会: 人数は、若干名とし、3-4名は除くのが良いと思われる。

司会: では事務局長だが。 覚悟はしているが。

会場: 拍手で了承。

司会: 会計監査は。近藤氏(群馬大)どうか。(本人、了承)。

会場: 了承。

司会: もう一人。橋本氏(宮崎大)どうか。(本人、了承)。

会場: 了承。

司会: 会計は世話人の中で決める。

会場: 了承。

●6)活動方針:

司会: 今後の予定は、次など。イラスト作成、キャッチコピー、HP作成、など、お手元の中の諸項目。

重要なこと1次資料(通則法など法案)の翻訳。外国へ向けて説明する時、必要。

申し出(湯浅): こう発言すると、我が身に降りかかるだろうが…。 世界科学者連盟に関係しており、情報もすでにいくらか流している。この6月半ばにも会議に行くので、仲介できる。世界科学者連盟は、ユネスコのconsecutive admission?の資格をもっており、それを通じて情報得られるので、その接触は引き受けられる。

司会: 現在、ユネスコの代表が日本ですね。

湯浅: 残念ながら、そこ(ユネスコの日本役員)は、文部科学省がにぎり、私たちには決して情報は流さない。  

意見: 少し、大学ごとに、誰かを見つけ、意識的に動いてもらう事が大事ではないか。また、全大教、私教連などへ、知人を求め、広めることが必要。

意見: メールを送るだけでは、弱い。

司会: 学生はどうか。

報告: 首都圏学生実行委員会である。月例の文部科学省・行動を行っている。議員は会していない。面会では、各大学へ行け、と言われる。今後は議員にも仲介を試みるつもり。全国学生交流会が40人規模で集会したが、文部科学省も驚いていた。

報告: 東北大・学生自治会である3.8文部科学省・行動をもった。統一行動ニュースを出しているので、見て欲しい。独法化で、学生の自治(寮や、サークルなど)がなくなっていくことの危惧をもっている。

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細部は、聞き取りにくいこともありますが、およそ、このような次第で、規約、活動方針など了承しあいました。

訂正など、お知らせ頂ければ、直します。 (世話人:白井)