再処理工場からの放射能放出
グリーンピースの次の資料のうち,放出放射能の表をグラフ化しました.
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/nuclear/documents/criradrepo1.pdf海外の二大再処理工場,小規模な東海処理工場,それに原発の放出量を比較しています.
まずは規模の比較.
大気中への3種類の核種の放出量
次に,海水へのトリチウム放出
ショッキングなのは,チェルノブイリ原発事故との比較です.
希ガスに関する限り,チェルノブイリ原発事故の放出量の18%を毎年出すことになるのです.(他の放射能はもちろん桁違いに小さい.)
チェルノブイリ原発事故の放出量は次のサイトによります.
今中哲二,「チェルノブイリ原発事故による放射能放出量 」
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JH9604A.html
表の形のファイル(エクセル)はこちら._________________________
追記
チェルノブイリ事故での希ガスの大部分は短寿命(約5日)のキセノン133のため,クリプトン85だけで比較するのが妥当です.そうすると六ヶ所事業所の年間放出量は実にチェルノブイリの10倍です.実はこれはグリーンピースの元の資料の12ページにすでにグラフになっていました.