米国占領下にあるイラク市民と連帯しての要望書

ジョージ・ブッシュ大統領および大阪・神戸の米国領事殿

2004年4月15日

イラクの人々は、イラクの諸都市と近隣の全ての人々を脅迫している米国主導の占領軍のエスカレートする攻撃に抵抗している。これに連帯し、私達は緊急に、戦闘の中止および軍隊の即時撤退を要求する。

報告によれば、4月4日に始まった攻撃以来、ファルージャだけで何百ものイラクの人々が殺され、さらに何百もの人々が負傷している。

ジュネーブ条約は包囲のもとに市民社会をおくことを禁止しているが、ファルージャとアダーミヤは現在包囲状態にあり、占領軍によって包囲されている。これはジュネーブ条約に違反している。

いま攻撃のもとにある多くの町や都市では、病院、モスクおよびけが人を搬送しようとする救急車が占領軍によって爆撃され、被弾している。

民間人の無差別殺戮、人々に安全、電気および適切な医療設備を与えること拒否していることは、占領当局がイラクにもたらした「自由」を特徴づけているようだ。

占領という包囲された状況に直面しているイラクの人々に連帯して、私たちは以下のことを米国に強く要求する:

1)ファルージャとアダーミヤの包囲を即刻やめること。これら都市の状況はジュネーブ条約に違反している;

2)イラクの諸都市および近隣の市民の大量虐殺を即刻やめること;

3)攻撃の下で生きているイラクの人々に援助を提供するよう努力している、人道主義的かつ医学的援助組織に即刻、立ち入りを認めること;

4)米国主導のイラク占領を即刻やめること。

大阪・神戸米国総領事館前の抗議行動参加者一同 2004年4月15日