NHKへのメール
03年2月10日, 豊島耕一
本日2月10日の夕方7時のテレビニュースで,NATOの会議が,アメリカのトルコ防衛の要請を承認しなかったことを伝えていましたが,その言葉遣いなど報道姿勢が完全にアメリカの立場にたった,不公正なものであったと思います.フランスとベルギーの反対で決定されなかった事を,「決定がさらに遅れる」との言い方で,「いずれ可決される」との予断を含ませ,それによってこれらの国がアメリカの戦争に協力しないことが何か困ったこと,異常なことであるかのような印象を与える表現でした.また,「アメリカが苛立つ」など,これまたアメリカへの思い入れに偏った表現もありました.というのは,アメリカの国際法無視の「予防戦争」に「苛立って」いる国際世論の事を,貴局が報道することがとても少ないからです.
アフガン戦争の報道以来,貴局の戦争肯定の姿勢には目に余るものがあります.報道スタッフの方自身の考えによるものでしょうか.それとも海老沢会長を解任する必要があるのでしょうか.(実際の投稿から一語だけ修正しています.)