今の瞬間に起こっている「ゲルニカ」が新聞の一面に出ない ファルージャ攻撃のもっとも激しい二日間である11月10日と11日の西日本新聞は,この,まさに「人道的危機」のニュースを一面に掲載せず,国際面の「通常の」ニュースとして扱った.過去の「ゲルニカ」はだれもが非難し心を痛めるのに,なぜまさに今の瞬間に起こっている「ゲルニカ」,つまり「ファルージャ」には,この程度の反応しか示さないのだろうか.この記事が最も重要な2日間にわたって一面から消えたということは,この新聞の歴史に残るほどの問題であろう.朝日新聞も11日の紙面では一面から消えていた.(04.11.11)