佐賀大学/全国ネットの豊島です.
韓国の教員組合の代表と会ってきました.詳しい報告は後ほど致しますが,とりあ
えずそのもようを簡単に報告します.3月2日午後1時から,全部で2時間20分ほど
の充実した内容でした.

韓国側からは,「韓国教授組合」*の事務局長,政策委員,「民主的社会のための全
国教授協議会」(仮訳) の渉外委員長,韓国大学職員組合の代表,学生運動代表など
全部で8名が出席,日本側は私と佐大教職組委員長の西田民雄氏が参加しました.

まず豊島が独法化が学問の自由という普遍的な価値に対する挑戦であることを中心
に,情況などを詳しく説明しました.そして,国大協や文部科学省に質問を出して
ほしいと要請しました.西田氏は,佐賀大学教職員組合のこと,日本の大学教組の
情況などについて説明しました.

次いで韓国教授組合側から,韓国側が当面している問題である「契約制」(日本の
任期制のようなもの)について主に説明がありました.

議論の中で,大学本部の事務局長が実質的に大学を支配している情況など,日本と
よく似た状況もあることが分かりました.

韓国側としては,全国ネットの要請に応えて国大協などに質問を出すこと,またメー
ルなどで意見交換をして今後両者で一致点を探り,可能であれば共同文書を発表し
ようということになりました.

折から電力労組が分割民営化に反対してストに入っており,明洞の協会に籠城して
いました.機動隊がこれを取り囲むというものものしさ.韓国教授組合の事務局長
はそこの集会に出席するため中座しました.

*「韓国教授組合」のホームページ(ハングルのみ)
http://www.kpu.or.kr