【書類名】    明細書

【発明の名称】  格子切り欠きによるワイングラスハンガー

【技術分野】

 【0001】

 本発明は、一般の食器等のラックと兼用できる家庭向けのワイングラスハンガーに関するものである。

【背景技術】

 【0002】

 従来、ワイングラスハンガーとしては家具や部屋に作り付けるもの、卓上で使用するものなど、多くの種類がある。しかしすべて専用のものであり、他の用途と兼用のものはない。

【先行技術文献】

【特許文献】

 【0003】

  【特許文献1】実開1994−46647号広報(第2頁、図1)

  【特許文献2】特開2004−223230号広報(第8頁、図3)

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

 【0004】

 ワイングラスを乾燥、保管するためのハンガーとしては、グラスのステム部分が通過しフット部分を保持できるような間隔で二本の棒を作り付けたもの、これと同様の形状または曲線状の棒でフット部分を支持するようにした可搬型の物などがある。しかしいずれもワイングラス専用であり、多数のグラスを扱わない家庭には不向きである。そこで、キッチン用品として他の用途と兼用で使えるものがあれば、家庭あるいは少量のワイングラスしか扱わない飲食店等で利便性が高い。

【課題を解決するための手段】

 【0005】

 本発明は、格子状の棚やラックに単に切り欠きを作ることで、元の機能を損なうことなく、ワイングラスハンガーを実現できることを特徴とする。

 【0006】

 金属などの細い棒を格子状に接合した図1のようなキッチンラックの上部の格子面1を構成する棒の一部に切り欠き2、3を作る。この切り欠きによって、格子の下からワイングラスのフットをくぐらせて、格子に吊るす事ができるようになる。いったん吊るされると、多少の振動が加わったとしても落下することはない。

 【0007】

 くぐらせたワイングラスを4のように図の横方向に移動すれば、さらに別のワイングラス5を同様にして吊るすことができる。

 切り欠き2、3の長さは約5cmで、図1のように隣接する棒2本に隣り合わせて作る。格子の間隔が広い場合は切り欠きが1つでもグラスのフットをくぐらせる事ができるが、2つあった方がくぐらせた後の移動の自由度が高まり、多くのグラスを吊るすことができる。

【発明の効果】

 【0008】

 本発明によって、家庭で使われるキッチンラック等の形状をわずかに変更することで、しかも何かを付け加えるのではなく、その一部を省くことによって、ワイングラスを乾燥、保管するためのハンガーを実現することができる。

 【0009】

 しかも、元のデザインのままの機能をほとんど損なうことがない。まず、格子の上部に載せる物の大きさについては、例えばボトルの栓のような小さいものでなければ、この切り欠きの影響を受けず安定して保持されるため、他の食器等を保持する機能もほとんど損なわない。また重さについては、切り欠きによる強度低下のため制限重量が小さくなるが、もし強度を保つ必要があれば、切り欠きを挟む両側の格子を太くすればよい。

 【0010】

 切り欠きの箇所を増やせばそれに応じて保持できるグラスの数を増やすことができる。

【図面の簡単な説明】

 【0011】

  【図1】図1は簡単なキッチンラックに対して実施例を示した説明図である。

【発明を実施するための形態】

 【0012】

 図1に示したように、平行な細い棒で構成される水平な格子面の一部にワイングラスのフットの部分がくぐれるだけの切り欠きを作る。この格子面とそのすぐ下の棚面あるいはテーブル面との間隔は当然ワイングラスの高さ以上でなければならない。格子面を形成する細い棒は必ずしも直線状である必要はなく、その間隔が一定に保たれていれば同一平面上で湾曲していてもよい。また、格子面は、可搬型のものの一部であってもよいし、家具や壁面などに取り作けられたものであってもよい。

【実施例1】

 【0013】

 図1は、本発明の1実施例の斜視図であって、キッチンラック1に切り欠き2、3を作り、ワイングラス4、5の2脚を収納した様子を示している。

【実施例2】

 【0014】

 図2の実施例は、家具6に作り付けたものの正面図であって、家具に固定した、または半固定の棚板としての格子7に図1と同様の切り欠きを所々に作ることで、ワイングラス8を収納した様子を示している。格子の上面には、切り欠きがあってもその他の食器9を収納できることを示している。