[he-forum 8954] 教員の個人評価についての遠藤論文

Date : Sat, 20 Aug 2005 11:33:34 +0900
From : TOYOSHIMA Kouichi
To : he-forum@ml.asahi-net.or.jp
Subject : [he-forum 8954] 教員の個人評価についての遠藤論文

 佐賀大学の豊島です.

 教員の個人評価が取りざたされていますが,この問題についての同僚の論文を紹介します.直接には,現在佐賀大学の各学部の教授会に提案されている評価方法の案に関するものですが,おそらく多くの大学で同様の状況があるのではないかと思います.佐賀大学教職員組合のニュースに,8月9日から10日にかけて3回に分けて掲載されたものです.

 論文はこの問題についての根本的な分析を含み,示唆に富むものになっていると思います.特に,評価の点数化とその加算(平均化)について,「血圧と尿酸値を足し算しても,全く意味はない」と健康診断に喩えてその虚妄性を明らかにしているのは痛烈です.また,研究活動を,労働としての側面より,「権利としての研究」としてとらえることの重要性を述べていますが,これも説得力があります.これは「裁量労働性」の導入問題とも密接に関係します.

 長文なので,目次とウェブ上での所在だけをご案内します.


個人評価を考える

 I.教員の勤務評定の観点から

 II.法人と教職員の関係

  個人評価を数値で表す目的は序列化
  中期目標・中期計画は理由にならない
  対抗手段

 III.内発的動機付けへ

  成果主義の弊害
  育てる経営
  権利としての研究

http://homepage2.nifty.com/endo-www/op01.htm
http://homepage2.nifty.com/endo-www/op02.htm
http://homepage2.nifty.com/endo-www/op03.htm

入り口
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