トライデント・プラウシェアズ報道発表 02年9月2日
今朝早く、サウス・ウェルスのベッドワースのレイ・デイヴィス議員とブリストルに住むマーガレット・ジョーンズ博士は、タマー川を小さなボートで漕ぎ上り、プリマスにあるデヴォンポート海軍工廠に入った。二人は、ハンマーとボルト・カッターを使って原子力潜水艦タイアレスに積まれたセンサー装置を破壊するつもりであった。タイアレスは、イギリスのトライデント型核ミサイルを支えるシステムを形成している。デイヴィスとジョーンズは、潜水艦に充分な損傷を与えて、再び任務に就くのをいくらかでも遅らせようと考えたのである。
二人は、非武器化をやり遂げたら、進んで逮捕されるつもりであった。それは、非武器化運動、トライデント・プラウシェアズのアフィニティー・グループである「テレサビーズ」のメンバーとして公然かつ責任もって行動するというその誓いに沿ってのことである。ところが不幸にも、二人はその行動を成し遂げる前に止められ、逮捕されてしまった。
「トライデントは、他の世界の人々に対してと同様に、私たちに対する脅威の象徴である」とデイヴィスとジョーンズは言う。「私たちは、この恐ろしい兵器を支えるシステムを働かないようにしようと思った。何故なら、私たちの政府はその廃棄をはっきり拒否しているからだ。私たちの政府がイラクを攻撃するのに核兵器を使うかもしれない恐れは、現実のものとなっている。政府こそテロリストなのだ」。二人が携えていた旗には、テロリストの核兵器を止めさせようと書かれていた。
トライデント・プラウシェアズは、国際法に沿って、イギリスの核兵器を平和的に、非暴力的に、かつ責任もって非武器化することに献身する組織である。
アメリカ合衆国はトライデント型潜水艦向けに兵器を供給しているが、今やイギリスに、「小型」核兵器を生産するために新たな爆薬工場を、オルダーマストンに今あるものの傍に建設することを要求している(あたかも、核兵器をいくらかでも小型にすればそれがより安全になるとでもいうように!)。
デイヴィスとジョーンズは明日、プリマスの治安判事の前に出頭するであろう。
(真鍋訳)