トライデント・プラウシェアズ
報道発表 02年8月12日
昨晩ファスレーンで、さらに3人のトライデント・プラウシェア活動家が逮捕されたが、そのことで運動家たちは大量破壊兵器に関するイギリス政府の仮面を剥ぎ取ったのである。
グレンローゼスのモラーク・バルフォア(29歳)、エアシャー州カトリーンのシュー・ブラッケンベリー(26歳)及びシェフィールドのデヴィッド・ヘラーは、核兵器搭載潜水艦の基地を囲むフェンスを破っているときに逮捕された。三人とも故意の建造物損壊で起訴された。デヴィッドとモラークは拘留を免れたが、シューだけは本日法廷に出頭を命じられていた。というのはシューにとっては、来週月曜日、即ち8月19日まで続くクライド基地での14日間非武器化キャンプの中で、これが二度目の逮捕だったからである。先週キャンプが始まって以来、逮捕は42件に及んでいる。
運動家たちは、7月に公表された防衛戦略見直しの最後の部分、「新しい章」の中でイギリス政府が装った新たなレヴェルの仮面と見て取れるものに愕然としている。そこには以下のことが含まれている。即ち、
「大量破壊兵器の使用に関する国際法のどんな違反についても、あらゆるレヴェルで責任を負う者は、みずから問責されることになろう」と。
これに対するトライデント・プラウシェアのコメントは以下のとおりである。「新しい章は、大量破壊兵器とその法に関するイギリスの極めてシニカルな立場をみごとに表明したものである。つまり、われわれは他国の法違反者をすべて、充分に厳しく公然と追及するであろうが、自分たちが無差別大量破壊兵器トライデントを脅しとして所有し、かつ常時使用するのは何ら差し支えない、というのだから。そこには、ニュルンベルク原則が用いている『あらゆるレヴェルで』の文言に無条件の承認もみられる。ニュルンベルク原則がわれわれの状況にまともに適用されるとすれば、トライデント構想、並びにそれを守る治安警察力と法廷が意味することの全てには、戦争犯罪に加担する可能性があるということが明らかになろう」。(真鍋訳)