トライデント・プラウシェア
報道説明 02年6月25日
ファスレーン封鎖で秩序違反に問われたMSPのトミー・シェリダンは、本日無罪となったが、反トライデント運動家たちはこのことを、核兵器基地でのデモに一斉逮捕で臨む警察のやり方をさらに疑わしいものとする重要な前進として歓迎した。
トミーは昨年10月の基地封鎖で逮捕された170人のうちの一人であったが、本日、ヘレンズバラ地方裁判所において治安判事ジョン・マックヘイルのもとで審理された。二人の警察証人のうちの一人はMSPを逮捕する行為を耐え難く思ったと自認したが、二人とも、それでもデモは穏やかで友好的なものであったと認めた。
次にトミーは、秩序違反の容疑を成立させるのに必要な恐れ、危難若しくは大きな混乱という要件の証明はなかったと陳述した。治安判事マックヘイルが彼の目的を是認するはずはないとしても、彼は、いわば民主主義社会のコストとして平穏なデモに参加する権利があることを認めなければならなかった。次にトミーは、彼が国防相ルイス・ムーニーから受け取っていた手紙の一節を引用したが、それは、デモが基地の業務に与える影響について彼が質問したのに答えたものである。大臣は、若干の不便はあるにせよ、基地の作用は影響を受けていないと答えていたのである。
長い休廷の後、治安判事は、問題点について充分な証拠があったとは思われないと述べ、そもそも問われるべき事件がないとするトミーの陳述を支持した。
トライデント・プラウシェアの運動家たちはこの結果を喜んだ。ジェーン・タレンツは「本日の成果はとても重要です。この事件の基本的な事実はもともと問題にならなかった、というのも治安判事が『充分な証拠』がなかったと述べたとき、それは、恐れ、危難若しくは大きな混乱の充分な証拠がなかったという意味に取れるからです。言い換えれば、判事はこれらの要素が証明される必要があることを受け入れたのです。秩序違反に関する基本的な議論は、最近この法廷で平和的抗議者が何度も繰り返してきたもので、そして素晴らしいことに、ついに所期の目的は達成されました。少なくともマックヘイル氏についてはね。このことは、裁判所が、トライデントが犯罪なのであって、それに反対して私たちが取る平和的行動がではないということを、いつか認めるであろうという希望を与えてくれます」と述べた。
トミー・シェリダンが得た成果からして、グラスゴーからのソーシァルワーカー、マーク・リェトマ(27歳)の事案(午後に同じ容疑に問われていた)は、この治安判事が法に関するその新しい知見を維持するかどうかを試すものとして期待されていた。結果的には、警察証人がマークを同定し得なかったので、国側は事案を断念した。
ファスレーン基地の大衆封鎖は2003年4月22日に計画されている。
6月26日最新情報:本日、ルトンからきたリン・ブリスは、2000年2月のファスレーン封鎖についての罰金の支払を拒んだということで7日の拘留を言渡された。2000年12月に科された100ポンドの罰金はルトンに移されていたが、しばらくの間、執行吏がそれを取り立てないで居たのである!
リンは金曜日までハロウェイの監獄に居ることになろう。アドレスは次のとおり.
HMP Holloway, Parkhurst Road, Holloway, London N7 ONU.
(真鍋訳)