トライデント・プラウシェアズ
報道発表

2002年6月24日

「私たちは、私たちの心があるところに身体を横たえる」
ファスレーン封鎖活動家語る

本日あるスコットランド裁判官は、元講師に対し、ファスレーン海軍基地の大衆封鎖行動における彼女の果たした役割に対して罰金刑を課したが、他の活動家からは、当裁判官は公判のための裁判に傾注する誠意を持ち合わせていない、と非難された。

ランカシャー州のリトルバラから来た61才のパト・サーンチェィスは、昨年10月に同基地の大衆封鎖において、秩序違反のかどで逮捕された170人のうちの一人である。パトは、ヘリンズバラ地方裁判所で治安判事に、10月22日にデモ参加者たちは「彼らの心のあるところに身体を横たえた」のだと話した。彼女は、何年もの間ヒロシマの日の記念祭に水に浮かべる灯籠にろうそくの灯を灯して来たのだが、それ以上の行動をする時が来たやって来たのだ。

裁判所の中にいた支援者の一人は「国際法の下でトライデントに反対する根拠についての彼女の優れたまとめや、彼女が誰に対しても何の危険も及ばさなかったという明白な証拠も含め、パトのすばらしい弁論にもかかわらず、治安判事のジリスは法律あるいは論理を適用することを提起できなかった。」と語った。

ウェールズから来た船大工のディブ・ロルストン(55)は、昨年7月にジリアン・スローンとウラ・ローダーと一緒にファスレーンの保安水域内にイカダで入った。三人が漕ぎ入れたイカダには「核兵器を抱きしめるのはごめんだ」と書いたバナーと、トライデント・ミサイルの模型、それに明るい黄色のCNDの風船を掲げていた。基地の保安区域を定めた付帯法に対する違反のかどで告訴されていたので、ディブは本日、裁判のために出廷したのだが、出廷していない共同被告人のウラ・ローダーが一緒でなければ、この裁判は進められない、と言われた。新たに日程が設定されたが、ディブは治安判事に対して、この裁判のためにもう5回も出廷したんだから、6回も出て来るつもりはない、と語った。

一方、ダンバートンの治安判事裁判所では、ウェールズのバンガから来た学生でトライデント・プラウシェアズの活動家であるジェニィ・ガイアウィンは、クライド海兵隊の国防省警官への暴力行使という、でっちあげ裁判から無罪放免された。昨年1月に彼女がファスレーン基地の近くのゲア湖でカヌーを漕いでいた時、パトロールボートに接近された際に、警官の一人が彼女のパドルで叩かれた、という件である。警察側の証拠は矛盾していたし、ジェニィは非暴力に徹していることを弁明した。

治安判事のフレイザーは、警官が偶発的に叩かれたことは認めたが、ジェニィが無灯火でカヌーを漕いでいたことは秩序違反であるとして有罪を宣告し、100ポンド(約1万9千円)の罰金を課した。(K)