結ばれた行動

プラウシェア2000行動から学ばれるべき有効な教えの一つは、経験を学ぶことがいつもあるということである。アイオナのアダムナン仲間グループは前に他のグループと結びついていて、実際に我々はロック・オン「固定化」を試みたのだが、今回学んだものはそれだけではなかった。今回我々は、計画の段階から釈放の段階に至るまで、他の仲間グループとともに動くことの有り難さと便利さを享受した。実際、この協同が今後も続くことを願う。我々が、後にケイリー・クレイダースと名乗ることになったものと最初に接触したのは、2月行動に遡るが、この時、モラークとロスはその2台の車椅子を見事に使いこなしたのだった。ケイリー・クレイダースがその訓練をこなしてから、アダムナンの何人かが彼等と会い、5月のときは我々の逮捕者も減ることであろうと言いつつ、力を合わせることを決めたのだった。文字通り!

 5月15日の日曜日、ケイリー達が北門で格好の地点に着いたとき、二つのグループは道をゆっくり歩きながら燃料庫近くのフェンスの部分を切ろうと決めていた。我々は、2台の車椅子をくぐり抜けさせたかったのだが、その後で我々の残りの者とともに車椅子ごと固定するか,できれば残りの者がずっと基地に入って行くかするつもりだった。嬉しいことに我々は、シルヴィアとアリソンが既にうまい具合に穴を開けていて、複合体に侵入していたのを知った。我々の仕事は穴を大きくしさえすればよかった。ジーンとウォーレンがそれをやってのけ、二人は内側に潜り込み、我々は車椅子をもっと近くに寄せようとした。この時に警察が到着し、我々は急いで互いに何が何でも固定し合うことを決めた。

 時間の関係で、我々が目論んだ完全なラインアップは諦めざるを得なかったが、ウォーレンは内側に残り、自分の脚をフェンスとコンクリート柱の間に突っ込んだままワイヤの傍らに寝ていた。(彼は、それ程不快ではないよと言った。)彼は一方の腕を管を通じて一台の車椅子の下でグレースに固定するよう細工した。車椅子はしばらくの間、それぞれを固定し、私(メア--コレット)はフェンスとモラークの車椅子とに固着した。残念ながら私はグレースの背に届かなかったし、ジーンはウォーレンにくっつくことができなかったが、それでも、それはかなり効果的だった!ジーンが素早く外に出て自分のボルトカッターをうまく隠すことを承知したので、我々を支援するチーム、アランとマークは、こっそりとうまい具合に現場から離れることができた。一時間以上にもなるおしやべりと笑いの後でそして警察の極端な丁重さを特記しておかなければならない、私を、そしてちょっと見たところではモラークをもフェンスに固定していたD錠が警察によって切断され、続いてすぐに私の袖口が引き離され、私は椅子から外されて、やや乱暴に警察の車に入れられた。モラークは鎖を外すことに決め、車の中のジーンと私に合流した。結局、他の三人は引き裂かれた。ウォーレンは国防省の拘置所に入れられ、一方、グレースとロスは車の中の我々と一緒になった。ここでも私は、警察がモラークとロスの安全を確保するのに配慮した限りでは彼等を誉めるが、それにもかかわらず彼等の考慮はほんの少しの水平思考しか示さなかった!それでも彼等は我々及ぴほとんどの関係者達からの助言と示唆を受けとめた。

 すぐに次々とフェンスにやってきて、30人の警察官が一カ所に配置され、ついにクライドバンクにまで追いやられて着いたのが5時30分、それでも我々は、再び無力の力を示したことに爽快な感じを覚えていたと思う! 我々はごく少数できわめて大きなことを成し遂げた。

 そこで結びとしよう:我々は、あらゆる方法で,互いに、ワイヤに、そしてお互いにとっての及び我々の行動の焦点一トライデントを追放するという我々の共通の目的にとっての考え方と関心に結び付けられた。私は、結ばれた行動を心から勧める!

  メア-コレツト(アイオナのアダムナン仲間グループ)


平和の樫の実

5月キャンプの間の土曜円にヘレンズバラの街頭に出ようと準備したときは、我々は、道に沿って数マイルのトライデント複合体と雇用の上でも家族関係の上でもしっかり結びついている町からどんな反応が返ってくるかと訝しんでいたものだ。陽は輝き,ヘレンズバラ核武装反対運動は目抜き通りを進み、我々がリーフレットを配っている間、ビル・クリントン(別名マルティン)は竹馬に乗って行進、小さなサソバのバンドが町を踊りくねった。

反応は大いに我々を励ます、好意的なものだった。そして小さな樫の実から…スコットランド放送の一人の調査員が一日休暇をとって海岸に来ていたが、我々の資料を拾い上げ関心を示した。その結果、レスリー・リドック・プログラムの上でトライデントについて30分、視聴者電話参加番組に答えてバローとデヴィッドがレイチェルと話したものだった。そう、まだ大きなオークとはいかないまでも、確かに若木にはなった。


TP2000:2000核武装反対行進

ブライアンの生命

   ブリュッセルからエヂンバラへ

遠くの喝采が前列から返ってきた。「クソ!クソ!」、私の乾いた唇から独り言が洩れた。そのうちにはいくらかでも分かり合える-おお!-と知りながらも。あの、テレビでよく見られる巨大で不気味な独裁者の星章、放水砲の騒音、庇と盾と警棒を持った鎮圧警察の隊列、全てが紛れもなくあった。我々はNATO司令部に着いた。ここが長い行進の終点であった。ひぶくれができ、出血し、疲れ果てて私は地面にへたり込んだ。すぐさま放水砲の噴射をたっぷり見舞われて道路の向う側に吹っ飛ばされた。バイパス付き心臓を持つ61才の何という新しい経験……次に私は、鎮圧警察がワイヤに取り行こうとするデモ参加者の腕や袖口を縛るのを見た。これが犯罪?ここに居るだけというのに。核戦争計画というそれ自身不法なNATOに向かい合っているだけなのに。平和的に、公然かつ非暴力的になのに。母なる地球のための平和行進は5月16日、ハーグ国際司法裁判所を後にした。20以上の異なる国籍からの500人もの人々、つまり我々は、法の支配から残忍な力の領域へ旅していた、つまりNATOが核兵器に関する国際法に従うことを要求し、バルカンにおける一切の暴力の停止を求めてプリュッセルベ行進していた。カリフォルニアからモスコウヘ、カメルーンからグラスゴーヘ、人々はその生命への愛に繋がれてやって来たのである。これは彼等の一つの信仰、つまり人種や国籍、教会や教義を超えた現実的で実践的な愛である。人間家族を核による自殺から救い得る唯一の愛への付託である。単に敬度な言葉でなくて勇気と行動を要求する現実の生きた信仰である。

 最初、ブリュッセル市長は、我々がこの市を通ってそこに一泊したり、市の域内でNATOに反対を示すものを展示したり身にまとったりすることはできないと告げた(民主す義が怪しくないか?)。彼は後に緩和したが-マスコミの存在のせいで,と私は疑っている。即席シャワーの後で私は逮捕され、ライダウン[寝そべり]歓迎のかどで拘置されていた友人達と一緒になったが、多くの歌声に元気付けられた。次の日、NATO司令部にピクニックと酒落込もうとした人々は電車を降りたところで即、逮捕されたが、たまたま降りた別の不運な市民も同様の目に合った。彼等は、察するに誤った停留所で電車を降りるという犯罪で、12時間拘置された。カフカ風の言い回しがふっと頭をよぎった……良い知らせは、私がまた家に帰り、元気を取り戻し、前にも増してイギリスの犯罪的で不法な大量破壊兵器トライデントを止めさせ、核による絶滅から永久に解放された世界の建設を助けようと決心することである。これは悪い知らせでもある-悪いというのは、そうでないことを望む者、私がおそらく永久に追放の身であるか,ブリュッセル警察の独房で愚劣な死を遂げることをよしとする者にとってである。私が言っているのは、核の擁護者、そして時に私に憎悪に満ちた毒舌を浴びせる-通常は匿名で-哀れな魂の持ち主達である。(私が気に入っているのは-別に冗談ではない-ブライアン・クェイル、ソヴィエトの代理人と呼ばれることである…しかも、ソ連が崩壊して10年というのに、である)

 こうしてブリュッセルと別れた。楽しくも無秩序な遠征は終る。しかし今、私には別の旅が待っていて、それは恐ろしく重要な旅、その意義は私のちっぽけな運命を遥かに超えている。6月30日、私はエヂンバラ上級裁判所に赴くだろう。そこで3人の裁判官が、トライデント核基地に対して非暴力的な直接行動を取ったために、ヘレンズバラ地方裁判所で私に下された有罪判決に対する私の上訴を審くだろう。これら名誉ある人達は、裁判所がその判断を下す際に国際法の原則を考慮するのを拒んだ点で誤ったのか否かを決めなければならない。この重大な機会に、絶対的な客観性、一貫性、原理への忠実性が偶然性、欺瞞的な誰弁や政治的偏見に勝つことを望み、祈ろう。

 成り行きがどうあれ、闘争は続くだろう。だとしても、一国の核の実力者達に立ち向かい、市民的抵抗の古代から不変の原理を明白かつ無条件に再確認する勇気と一貫性を初めて見ることになるのがスコットランドの裁判所であるとすれば、それは新スコットランドと世界にとって、何と輝かしい日になることか! あらゆる人間の法のもっとも基礎的なものをもっとも単純な形で言えば、汝は平和においても戦においても無この人を殺してはならぬということである。汝、無この人を殺すなかれ。

    ブライアン・クェイル

“人々はその剣を打ちて鋤と為し、その槍を鎌と為さん.国は国に対して剣をかざすことなく,人々は戦に備えることなからん”
                      イザヤ書2:4


TP2000ニュース

法廷

クールポートでの5月キャンプで、16人がほとんど平和攪乱及び悪意の加害ということで逮捕された。「母なる地球のため」は幸いにも、ブリュッセルのNATO司令部で逮捕されたトライデント・プラウシェア会員を我々の逮捕者データベースに付け加えることとなった。先週ゴイル湖でのキジ同盟の逮捕で、逮捕者の総数は、トライデント・プラウシェア発足10カ月で226名に及んだ!

 トライデントの不道徳性と不法性に関する議論を法廷で展開する機会が続いている:

 地方裁判所 ヘレンズバラ地裁で現在34件の有罪評決が出ているが、後少なくとも8回以上の公判が来月以降に予定されている。数人は罰金を支払ったが、他は支払期間がとっくに過ぎているのに裁判所から何も聞かされないでいる。非公式に聞いたところでは、トライデント・プラウシェアがこの地裁を満杯にして問題になっているらしい。彼等は罰金未払のことを全く知らないで、そこで再び逮捕されるのを待つばかりなのかもしれない。

 州裁判所 アンジー、エレン及ぴウルラは行動の後でダヌーン州裁に出頭したが、それはゴイル湖がちょうど境界地方を越えて別の裁裁区内にあるからである。彼女達の公判は以降l10日以内に開かれなければならない。公判が恐らく陪審つきでダヌーンで開かれるのか,グラスゴー、グリーノック或いはペイズリーで開かれることになる上級裁判所に移されるのかが分かるのを待っているところである。一方、アンジーは更にでっち上げられた「無謀運転」容疑で11月キャンプからダンバートン州裁に出頭しなければならない。

 上級裁判所 ブライアン・クェイルのエヂシバラ上級裁への上訴は重要な段階である。彼は弁護士による代理のための法的救助を受けている。下級裁判官は国際法を考慮すべきであったと上級裁が決めれば、彼等は有罪を破棄し得るが、そうなると彼は地裁で再審理されることになろう。

 楽天的でおれるわけ 最近、8人の活動家が合衆国バンガーのトライデント潜水艦基地を封鎖した件につき審理された。被告人達は「正当防衛」、「国際法上の防衛」及び鑑定証人による証言を否定された。他方その「精神状態」について証言するのを認められたことだけで彼等は陪審に彼等が犯罪につき無罪であると確信させたのである。 ジェイン

オルダーマストン女性トライデント破壊

(AWTT)
レイチェル・ウィナムとロシー・ジェームスは、2月1日にイギリス軍艦ヴェンジェンス号に乗り込んでテスト装置を働かなくしたため、王座裁判所に身柄を託されて6月4日にバロウに出頭した。二人の次の出頭は7月16日金曜日、訴答及ぴ指示の聴聞のためにランカスター王座裁判所になるであろう。二人の保釈条件は今、全く高められている-それが二人をバロウから締め出していることを別として。噂によればCPSはヴェンジエンス号の損害をl0万ポンドと見積もっている

 AWTTは、板紙や紙のハンマーを送って下さった方々に感謝する。明らかに今、完全菜食主義者のチョコレートケーキが欲しいと思っている。(以下略)


爆弾でなくパンをプラウシェア

「爆弾でなくパンを」からの挨拶

5月14日、3人のスエーデン人プラウシェア活動家のプレストン王座裁判所における第8回公判は、陪審が7時間にわたる議論の末に評決に至り得なかったことで終った。「爆弾でなくパンを」プラウシェア・グループのアニカ・シュパルデ、シュテラン・ヴァンターゲン、アン-プリット・シュテルンフェルトは、昨年9月、バロウで新造のトライデント核武装潜水艦であるイギリス軍艦ヴェンジエンス号に対する犯罪的加害の共謀で起訴されている。以下、挨拶と連絡先省略