トライデント・プラウシェア報道発表,2000年8月14日
トライデント・プラウシェアの運動家たちは今夕、2週間の集中的な活動でなされた前進に満足しながら、ピートンウッドでのキャンプを終了したとき,かれらのメンバー3人がクールポート基地の厳重に警戒されている核弾頭兵站部への進入に成功した。
ファスレーン・ピース・キャンプから来た、ドルイド教徒の衣装をまとった仏教徒でかつアーサー王朝以来のナイトでもあるクレブ・ドラゴンライダー(42)、デンマークのオデンセの平和運動家で「トライデントの3人」のメンバーの一人であるウラ・ローダー(45),そしてミルトン・ケインズのマーカス・アームストロング(39)は周囲を囲むフェンスにボルトカッターで穴をあけて中に入った。彼らは逮捕されるまで基地内でのんびりしていた。二週間のキャンペーン期間中に、クレブは5回、ウラは5回、マーカスは少なくとも7回逮捕された。
この二週間の間に、封鎖、基地フェンス登り、フェンス切り、立ち入り禁止地区への侵入、トライイデント潜水艦の停泊地点まで泳ぎ、ペンキを塗ることを含む27の独立した非武器化行動がなされた。全体で161人の逮捕者が出た。活動的なキャンプであるというだけでなく,このイベントは老若の運動家たちに、彼らの考え方,関わり方を革新し、裁判行動、非暴力の原理と実践、情報伝達、ボート操縦など、全領域における彼らの技量を発展させる、そして今後の戦略について考える、多くの機会をもたらした。
150人以上の人々が封鎖活動に参加し,二週間の活動が始まった.また60人以上がそれに続いたキャンプに登録した。参加した人々は10カ国を代表し、年令は6ケ月から73才におよんだ。多様な背景をもつ運動家たちがトライデント潜水艦に対峙するという共同行動に関わった。
トライデント・プラウシェアの報道担当者は次のように述べた。
「今回のキャンプは、トライデント・プラウシェアのキャンペーン参加者の間に今や存在する高い水準の行動、技量、そして自信を明らかにした。さらに地元の人々、警察そして国防省要員らとの交流において、われわれはトライデント潜水艦が消滅しつつあるということをますます実感するようになった。一日24時間、一週間7日ぞっとするような破壊という脅威が依然として残っているのだから、このことで私たちは満足しているわけではない。トライデント潜水艦を非武器化することはあいかわらず緊急の課題である。」
今後の関心は、ロージー・ジェームズとレイチェル・ウェンナムが9月11日に出廷するマンチェスター刑事裁判所に移る。二人はバローにおいて修理中であった英国海軍の新型トライデント潜水艦(ヴェンジャンス号)の甲板上の試験装置を1999年2月1日に破壊した罪を問われているのである。彼らの弁護士は著名なギャレス・ピアースである。