スコットランドCNDニュース  2000年8月10日

核基地でのナガサキの日行動で11名逮捕

11人のトライデント・プラウシェアの活動家がクライドにあるイギリスの核兵器基地で8月9日逮捕された.長崎に原爆が落とされて55年目の日として世界中で記念行事が行われた日である.

この日の正午,5人の活動家がファスレーン基地の北ゲートを封鎖しようとして逮捕された.おもにアドムナン・ファミリーのメンバーで,彼らはゲート前で特別の礼拝行事を行っていた.礼拝の最後に彼らは,7世紀のケルトの僧によって流布された,戦争時における人道的な振る舞いに関しての明確な法典である Law of The Innocents(民衆法?)の一節を読み上げた.かれらはヘンローから来たバーバラ・サンダーランド(71),エジンバラのアラン・ウィルキー(68)とマリー・コレット・ウィルキー(58),グレンローゼスから来たモラグ・バルフア(27),それにヘレンズバラのエリック・ワラス(64)である.

今日の夕方は,ストラウドの退役軍人の平和運動家ロジャー・フランクリン(73)がファスレーンのフェンスを切って穴をあけたあと,国防省警察に逮捕された.ロジャーは「イギリスとアイルランドの市民は不法な似非軍事的兵器の廃棄を要求する.われわれは,イギリスの違法なジェノサイド兵器の廃棄を要求し,そのために行動している」と述べた.

夕方遅くには,ゾー・ウィアー(24),ケルト族の僧の衣装をまとった仏教実践者クレブ・ドラゴンライダー,ジュリー・オコナー(23),デイヴィッド・ヘラー(24)らは,ファスレーン基地のを取り巻くハイ・セキュリティーの融着金網フェンスを突破しようと試みた.彼らは外側のフェンスの外で逮捕され,秩序紊乱予備罪で告発された.

今回のキャンプの逮捕者総数は142となる.