プレス・リリースならびに最新情報
2006年9月23日

英国の活動家ら,フランスの新しい「ミニ核兵器」サイトに入り込む

英国の平和活動家たちは,フランス,ボルドーの近くのビスカロッスのレ・ランド実験センターにある次世代核兵器開発に関わっている核施設に入り込んだ.

10人の活動家たちは,ATTAC,レゾー・ソルティール・デュ・ニュクレール(核からの離脱ネットワーク),ムーブマン・ド・ラ・ペ(平和運動),グリーンピース,クェーカーなどを含むNGO連合によって組織された集団的市民査察団に合流した.この査察の焦点は,10,000キロメートルの射程をもつ潜水艦発射の高精度兵器である新しいM51型核ミサイルの進行状況である.そのミサイルが搬送するであろう核弾頭出力が比較的小さいために,より使われ易くなることが特に懸念されている.

ノーフォークのアンジー・ゼルター(55),クラックマナンシャーのレスリー・アンダースン(23),ノーウィッチのメル・ハリソン(35)とピーター・ルクス(44),ベルギー人で今はスコットランドに住んでいるラド・アペルタンス(35),エアーシァーのビースからレスリー・ロジャー(42),ファスレーン・ピース・キャンプのマット・ビュアリィ(51),そしてノーウィッチのサム・マーヘル(29)は,「侵入禁止区域」を通ってサイトの中に入った.

英国の活動家たちは,英国とフランス両国が,大量破壊兵器への依存を継続し,新型の大量破壊兵器を開発し,核非拡散条約(NPT)のもとでの法的公約に違反するおそれがあるので,フランスの核兵器反対運動への連帯を示すことを決めていた.

この行動は,クライドの英国大量破壊兵器基地における連続的封鎖行動であるファスレーン365開始のちょうど1週間前におこなわれた.

現地の連絡先: アンジー・ゼルター(Angie Zelter )07835354652,またはペター・ジョールソン(Petter Joelson) ++4670867424 (小林訳)



訳註 ATTAC:アタック,グローバリゼーションに反対している「市民支援のために金融取引課税を求める運動」.