報道発表 04年8月27日

反核活動家,再びファスレーンに泳いで侵入
活動家が最高警戒区域に入ったことで国防省のセキュリティー破られる

この5日間で2度目になるが,反核活動家は,グラスゴー近くのファスレーンの海軍核基地の最高警戒区域の原潜停泊区域に泳いで侵入し,トライデント核ミサイル潜水艦の至近距離に到達した.

アンナ・ゲランソン(24)は,月曜朝にセキュリティーを破ったスイマーの一人である.他は,共にスエーデンから来たインゲ・カーンワペンとネイティル・カーンワペンである.基地内からの情報によると,彼らは,「艦船リフト」そばの,原潜のメンテナンスに使われる保安ブームの内側で警察に逮捕された.

また昨夜は,ファスレーンは地上からも活動家によって攻略された.午後11時30分,「泥棒アラーム」がファスレーンの周囲に鳴り渡り,活動家が外周フェンスを破って基地に侵入したことが分かった.泳いで入った活動家も含めて,基地内で合計8名が逮捕された.

トライデント・プラウシェアズの広報担当,デイヴィッド・ヘラーは次のように述べた.「核兵器はこれまで開発された中で最も破壊的なものである.我々は,この非人道性に反対し,現在と未来の世代を守らなければならない.イギリス政府は我々活動家を逮捕し投獄することでこれらの兵器を守っている.しかし我々は,ファスレーンで続けられている違法な作業を中断させ続けるであろう.」

この件で,本年のトライデント・プラウシェアズ国際非武器化キャンプでの逮捕者総数は88名となった.

翌日釈放されたアンナの話:「海上警察に逮捕されたとき,私は,艦船リフトそばの停泊域にあったトライデント原潜から15メートル以上は離れていなかった.私たちの行動のために警報装置がオフにされたため,その間すべての作業がストップし,わずかな時間ながら世界はより安全な場所になった.私たちは,ジェノサイドを避けるためにこのことを行ったのであり,トライデントの責任者は法廷に立たされなければならない.私たちは,イギリスの大量破壊兵器(WMD)に注目が集まることを望んでいる.どの国がそのボタンを押す権利を持とうと,WMDは狂気の沙汰である.」(KT)