報道説明 2004年6月1日

暴かれるイギリスの大量破壊兵器
反戦活動家、バーグフィールドの核兵器施設に立ち入る

ノーウィック、リーズ、レスター及びロンドンから来た6人の平和運動家が、本日(午前11時45分に)、レディング近郊のバーグフィールドの核兵器施設に入ることに成功した。そして彼・彼女らは基地の中に散らばって基地の職員にリーフレットを配布した。彼・彼女らは、トライデント・プラウシェアズ、即ちトライデント型核兵器システムの公然とした、責任の持てる、かつ非暴力的な非武器化の国民的運動の一環としてこのことをしたのである。

今年のイラク刑務所における拷問は、国防省の職員が国際法上の彼・彼女らの責任と義務をきちんと知らされていないことを示している。反戦活動家たちは、バーグフィールドの核兵器施設で、そのような状況を克服するための一歩を踏み出したのである。

リーズ大学の地球科学のポストドクター研究者であるキャスリン・エイモス博士は、次のように説いた。「バーグフィールドの核兵器施設は、イギリスの不道徳かつ不法なトライデント核兵器を維持する上で重要である。バーグフィールドはトライデントの核弾頭製造の最終段階を担っており、それらが作動できるよう維持することに責任を負っている。私たちが今日ここにいるのは、基地の職員たちに、不法な核兵器の威嚇や使用における彼・彼女らの役割についてその国際法上の責任を知らしめるためである。不法な兵器システムに関して働けという直接的な命令すら為さるべきでなく、将来に訴追されることにもなりかねないであろう」。

レスターに本拠を置く音楽教師で平和活動家であるジーナ・ゼルターは以下のように付け加えた。「国家は常時、大量破壊の兵器を配備し、あるいはその配備を正当化しようとしており、あなた方に必要なものを奪う暴力の使用と恐れは、ますますあらわになっている。トライデントは不法であり、恐ろしくかつ非道徳的である。トライデントの配備は国家のテロリズムである。市民は、自分たちの政府が国際法を遵守するのを確かにする責任を負う。私たちは、イギリスの不法な核兵器に反対する非暴力的直接行動を取るよう、人々に呼びかけるものである」。

イースト・アングリア大学[ノーウィック]の上級講師であるルパート・リード博士は、活動家たちがバーグフィールドに立ち入ったとき、彼・彼女らを見守っていた。彼は次のように述べた。「これは、イギリス政府にその国際法上の責務を果たさせるための、どんな普通の人もが試みる、全く平和的な適切な意思表示である。思うに私たちが、イラクの大量破壊兵器を廃棄するために―ありもしなかった!―イラクに対する戦争に赴き、それでいてイギリスが全ての大量破壊兵器の中でももっとも致死的である核の大量破壊兵器の巨大なストックを保持しているというのは、国民的恥辱である。」

本日バーグフィールドに立ち入った活動家たちは、47歳の歴史教師、19歳の主婦、43歳の独学のシングルの親、30歳のヴァイオリン教師、27歳の持続可能な政策のアドヴァイザー、25歳の大学研究者、といった人々である。この人たちの、自分は何故このような行動に出たかということについての個々の声明は、請求すれば手に入る。ビラの本文の写しは、ワードのファイルにしてここに置いてある。

(真鍋訳)