報道説明 04年5月18日
ロッキード・マーティン、ロックアウト
大量破壊兵器メーカーの居所暴露される本日、トライデント・プラウシェアズの活動家たちは、ロッキード・マーティン社本部のスタッフらを閉め出して、 この多国籍企業が大量破壊兵器の製造で果たしている役割に注意を促した。ロッキード・マーティン社は世界最大の武器製造業者、 輸出業者であり、オルダーマストンにおけるイギリスの次世代核兵器の開発に積極的にかかわっている。そうすることによって彼らは、 イギリスが調印した核不拡散条約に違反しているのである。
会社がカーライル・プレイス* にあることが活動家たちによって明るみに出されたが、活動家たちは正面ドアを自転車用鍵でロックし、「ロッキード・ロックアウト、大量破壊兵器メーカー」と大書した旗を掲げたのだった。
彼らはヴィクトリアの閑静な住宅街にある目立たないビルに隠れている。地元の平和運動家でトライデント・プラウシェアズのメンバーであるマイラ・ギャレット(71)は次のように問い掛けた。「あなた方は何故、このロンドンの居住区に、玄関に名前を出しもせずに隠れているのですか? 自分たちのやっていることが恥かしいのですか? あなた方の新世代核兵器は、今あるどんなものよりもずっと恐ろしいものとなるでしょう。それは、最初の一撃でけりをつける能力を持つことになるでしょう」。
グループの別の活動家たちは、地元の住民やビルを訪れる人々にリーフレットを配ったが、その人たちのほとんどがロッキード・マーティン社の存在に気付いていなかった。マイラは次のように述べた。「私たちは、このビルの同居者や近所の住民に、自分たちの隣人が製造するクラスター爆弾その他の兵器によって毎日のように人々や子ども達が殺されていることを知る権利があると考えます」。
警察が時折活動家たちを移動させたが、誰を逮捕するでもなく、全体の雰囲気は和やかであった。自転車用鍵は、警察の七つ道具であるボルト切断機にはよく耐えたが、警備員の金鋸には結局は敵わなかった。封鎖はまるまる1時間、午前8時から9時まで続いた。
(真鍋訳)
*イギリスの地図サイトで,ここで出てきます.