アイルランドの「ピットストップ・プラウシェアズ」の記事,04年2月
オリジナルツツ大主教,カトリック活動家5人と会う
シャノン空港が新しい米軍の一団とそのチアリーダー,ドナルド・ラムズフェルドとを歓迎したその翌日,ダブリンの5人のカトリックの平和運動家はダブリン空港で南アフリカのツツ大主教を歓迎した.
このカトリック活動家たちは,昨年2月シャノン空港で米海軍機を非武器化したことでダブリンでの裁判を待っている.毎月1万人の割合で米軍部隊がシャノン空港を通過し続けている.
ツツ大主教は空港で平和運動家と面会した.大主教は,アパルトヘイト・グッズの扱いを拒否しているダン・ストアの労働者になぞらえた.初めはこの 労働者たちは孤立し笑い草にされた.彼らは人々の解放のための擁護者であろうとしただけなのだが.ツツ大主教はカトリック活動家5人に次のように述べた.「数マイル離れた国で戦争を止めようとしている人たちと同じ時に生きることで,私は人間であることを誇りに思います.彼ら(アメリカ?)がイラク人にかまわなければならない本当の理由などないことは明かです.でも彼らは(戦争を?)やりました.私はあなた方の戦争反対の行動を心から支持します.」
大主教はエイズ会議出席のためアイルランドに来ていた.カトリック活動家のダミアン・モランは,「 大主教と同じく私たちも, 苦しむ者を慰め,気楽な連中の 鼻を折るクリスチャンと呼ばれてきた」と述べた.
ツツ大主教は,南アフリカのアパルトヘイト制度に反対する非暴力闘争で1984年のノーベル平和賞を受けた.先日のロンドンでのスピーチで大主教は次のように述べた.「不道徳な戦争が行われ,世界は以前より非常に危険になってしまった.傍若無人に振る舞い,罰も受けない強者に対して憤る人がたくさんおり,また増えている.」(訳KT)