マンチェスター刑事裁判所公判・2000年9月13日
この日マンチェスター刑事裁判所でロージー・ジェイムスは、1999年2月にトライデント核潜水艦―英国軍艦ヴェンジャンス号―を非武器化した自分の行動の公開性と責任性について、感動的な陳述を行った。コヴェントリーのアルヴィス・タンク工場近郊に住む彼女の日々、そして彼女を政治的に変えた、ブリティッシュ・エアロスペースのホーク戦闘機を非武器化したアンドレア・ニーダム及びアンジー・ゼルターとの出会いから、1999年2月1日に彼女がレイチェル・ウェナムとともに取った行動に至るまで、ロージーはその生き方の思慮深い感動的な話を披露した。
ヴェンジャンス行動に関する反対尋問に答えて、ロージーは、自分がその行動のために逮捕され、起訴され、裁かれるのを予期していたことを明らかにした。彼女は「私たちは自分のしたことから逃げるような犯罪者ではありません。私たちのしたことは真実で正しく妥当であり、私たちはそうしたことに法の裁きの前で恥ずかしいとは全く思いません」と述べた。
女性たちの行動がより大きな犯罪を阻止するために取られたということをはっきりさせようとする場面で、ロージー・ジェイムスは「トライデントが国際法のあらゆる基本原理に違反することは全く明らかで、また互いにどう振舞うべきかについての私たちの根本的な天性に反することは言うまでもありません」と述べた。
訴追側が必死に努力したにもかかわらず、ハンフリーズ判事は、核兵器の合法性に関する国際司法裁判所の1996年の見解についてロージーが証言するのを退けなかった。ロージーは更に進んで、イギリスがトライデント核兵器システムを持つのは、国の防衛というよりもその経済的利益に基づくものであると述べた。
証人席からロージー・ジェイムスは、その非武器化行動の晩、どのようにして女性たちがバロウの波止場を横切って闇の中を泳ぎ、完全な警備をかいくぐって潜水艦に乗り移り、警備員に捕まる前にレーダー監視テスト装置の非武器化に成功したかを描き出した。
ロージーの共同被告人、レイチェル・ウェナムは、この日の午後出廷して証言する予定である。鑑定証言と法的議論は金曜日に為されるであろう。
評決の日に備えて
無罪の評決及び釈放の場合:
このことは、1996年リヴァプール刑事裁判所でのホークの女性たちの釈放、更に1999年10月のグリーノック執行裁判所の3人の女性の釈放と同じ意義を持つことになろうし、裁判所がイギリスの核兵器所持に関する国際法の重要性を認めたことを意味しよう。
閉廷の直後にマンチェスター刑事裁判所の階段で撮影会が予定され、引き続き、マンチェスターのマウント街にある友好会館で記者会見がある−こちらは閉廷の2時間後に行われよう。両被告人及び彼女らの支援チームが質問に応じることになろう。
有罪の評決の場合:
マンチェスターのマウント街にある友好会館で記者会見がある−これは閉廷の2時間後に行われよう。被告代理人が声明文を配り、質問に応じるであろう。