ピースキャンプレポート(小川裕子)

ファスレーンからの便り   大学生 小川裕子

大庭里美様

8月11日午後3時、ファスレーン・ピース・キャンプ地からノースゲートまで旗やい ろいろな衣装を着てピースウォーク。 私とアンニャは首から千羽鶴をかけ、広島 と長崎の写真をもち、「Let's Stop Nuclear Wars. No More Hiroshima and No More Nagasaki」 と叫んで来ました。

 司会の女性が「From Scotland ---!」 「From ----!」 と国名を上げると、その国 から来た人達が叫び、「From Japan!」 の時私とアンニャとで上の言葉を言いまし た。

日本山妙法寺の大原さん(女性)が経を唱えたり、歌を歌ったり、ドラム隊やサー カスのピエロのような人たちもいました。

ピアノをのせたトラックがゲート前を一周したり、やけどをおったようなマス クをかぶり、赤ちゃんを抱いて立っている女性もいました。

あらかじめ切ってあったフェンスの一部を4、5人の人がかわるがわるハンマー でたたき火に入れ、それをとかして のマークを作りました。

そしてTP2000のメンバー全員が、ノースゲートの対するように並び、 閉めら れたフェンスの向こうの警察に向かって(多分TP2000の核の部分の8/11までに 何かしら返事をくれないと直接行動にでる、というようなことを)言って「返事が ないのなら行動にでます」と宣言。みんなで手をつなぎ Stand up make your choice, Create a world without nuclear death. Now together we are strong. Break the nuclear chain. と歌い、ぐるぐる輪になって小さくなりました。  スコットランドやイングランドのメディアがたくさん来ていたし、警察もフェ ンスの中にいない人はとても明るく、気さくに話しかけてきました。  参加していて、やる方、見る方、どちらも楽しめるような、まじめだけどそう じゃなく、本当に参加したくなるような運動ですよ。

 私は見ていませんが、11日に早速1人の人が逮捕されたそうです。オープニ ング・セレモニーのあとフェンスを切ろうとしたところをつかまり、まだ帰って きていません。

 夜、夕食後、みんなで集まり、これからの対策会議がありました。各グループ (アンニャはプルトニウム・アクション。ただ一人ですが、アンニャの兄イェン ズとその妻タンニャと私も加わる)後とに行動が重ならないように、ここで毎晩 話し合います。

 ミーティングはとても活気があり、英語は早くて聞き取れないところばかりだ けれども、大原さんやアンニャに助けてもらい、なんとか頑張っています。  11日に話したことは大体生活についてです。私たちは帰る期限が決まってい ますが、土曜日には何かのアクションをしたいと考えています。

8月12日

 今日はまだすべては終わっていませんが、午前中にアクション・トレーニング ということをやりました。これは、まず二人組になって、一人が警官、一人がT Pメンバーで、もし捕まったらどうしたらいいのか。どんなことをしたいか、話 し合うこと。またこのアクションの希望や、何がこわいかなど二人で約2分間の 時間で言い合うことをしました。

 そこで私は今朝見たことをもとに話しました。  今朝は、大原さんと私、アンニャ、タンニャ、イェンと他の二人で、ノースゲ ート前で出勤してくるファスレーンの人たちにお経を聞かせる行動をしてきまし た。

 私たちをまじめに見てくれる人、指さす人、笑う人、手をふってくる人、いろ いろいました。でも中で一番印象に残ったことは、赤ちゃんを連れて入る夫婦で した。

ファスレーン既知のフェンス外の岩に、黄色の字で"何人の子どもが核によって 殺された?"と投げかけているにもかかわらず、子供といっしょに入っていって るのは残念でした。広島の資料館などに行けば、ここでは働く気になれないでし ょう。一度広島に行けば、気持ちはかわるとアンニャが言っていました。)  今のところこのような感じです。

 それでは、次のレポートまで、さようなら〜〜〜! 

            

  ゆうこ  

 +44 1436 850 488(キャンプ直通) fax:+44 141 423 1231 (スコットランドCND) 

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緊急メディア・リリース

1998年9月20日

Press contact:Jim and Jane : Phone 01436-679-194 tp2000@gn.apc.org,

or David Mckenzie:Phone 01324-556768 mobile: 0777-5711054

Email: davidmc@enterprise.net.

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核廃絶の女性活動家に懲罰---スコットランド、コーントン・ヴェール

トライデント・プラウシェア2000の8月行動での核廃絶行動に関する裁判のた めコーントン・ヴェールHMPに拘留中の5人の女性活動家が、 拘留制度に対してで はなく、 先日の就航した最新のトライデント潜水艦 HMS Vengeanceに対する穏や かな抗議を行った後、 刑務所当局によって、 衣服をぬがされて取り調べられ、 懲 罰を受けた。

女性たちを裸にしての取り調べが行われたのは、 18日金曜日の夜であった。 こ のとき彼女たちは新聞の切れ端を歯磨きではりあわせ、 「トライデントからは・・・ 逃げられない(NO ESCAPE..FROM TRIDENT」 と書いた垂れ幕を作り、 それを土曜日 の朝留置場の部屋の窓から垂らそうとしていたのだが、 それを取り上げられた。

土曜日、女性たちは房に閉じこもり黙って断食を行っていた。刑務所当局はそ れに対して、彼女たちに手錠をかけて再拘留の房から別々の房に移動させた。 A.Z.はこれに同意しなかったが、彼女の拒絶はおとなしく、まったく非暴力 であったにもかかわらず、彼女は服をぬがされて強制的に懲罰房に移され、彼女 は1日裸のままでそこに入れられていた。Aと同じ房に入れられているヘレン・ ジョンは「かれらは、本当にAにひどいことをした。」と語っている。また、ク リスタ・ファン・ヴェルゼンは「かれらは、K.S.にもひどいことをした」と 語った。「彼女は今朝、チャペルで本当に動揺していた」という。

 囚人たちは、今後の再拘留期間、現金を持つことを禁じられたが、このことは 家族およびその他外界との連絡をとるためのさまざまなもの、例えばテレホン・ カードや切手や封筒を買えないということを意味する。またリクレーションの時 間も5日間剥奪された。

 女性たちが自分を守るための物品持ち込みの法的な許可に関して、ヤンガー・ ブロックの看守であるトニー・クィン刑務官は、Aの係に対してこれらのもの は、彼女が望んだとき与えられると言うことを保証した。

 クィン刑務官はまた、彼女たちの行動が刑務所に向けられたものではなく、昨 日(19日)4隻目の潜水艦の就航によってさらに強化されたイギリスのトライデ ントという大量破壊の核システムに対する抗議を継続する女性たちのやり方だと いうことを、全面的に認識している。

 女性とくにAとKへの不当な扱いが詳細にわたって明らかになって来たので、 トライデント・プラウシェア2000は、詳しい調査に基づいて、市民的権利と人間 の福利への侵害に関する刑務所当局の関与に対して抗議行動を継続するつもりで ある。

 女性たちへの不当な扱いについて下記へ抗議されたい。   THE SCOTTISH OFFICE PRISON SERVICE HQ

FAX: 0131 244 8774 PHONE: 0131 244 8745

Calton House Redhaughs Rigg Edinburgh EH 12 9HW

(仮訳:大庭里美、トライデント・プラウシェ

ア2000日本連絡先)