トライデント・プラウシェアズ報道発表
2001年3月30日
本日スコットランド最高法院は,マーガレット・ギンブレット判事による「トライデントの3人」の無罪判決に関する法務総裁からの4つの質問に対していずれも否定の答えを出したことで,イギリスのトライデント核兵器システムの違法性に挑戦するまたとない機会を逸したように思われる.
3人の判事の主席を務めたプロッサー判事は,法廷の判断の要点をそっけない幾つかの文章で述べた後そそくさと出ていった.見たところでは判決は元の無罪判決の論理を損なうものであるが,しかし76ページにわたる全文がなお精査されなければならない.予備的な検討では,裁判所は中心的な問題点を避け,自分たちの立場を弁護するための見せかけの議論をさらに拡大したように見える.
トライデント・プラウシェアズの広報担当者は次のように述べた.
「プロッサー判事は,判決を述べるとき元被告人らと視線を合わせようとしなかったことが目立った.当日の彼の様子は,審理の期間中に見せた態度と非常に違っていた.これは多分,心の奥底では彼がスコットランドの人々の期待に背いたことを知っているからだろう.今週,システム・スリーの世論調査は,スコットランドの人々の多数がトライデントに対する直接行動を支持していることを明かにした.司法制度はこれに追いつくべく何かをしなければならない.トライデントは今もそこにあり,大量殺りくの脅威であり続けている.私たちは4月7日午前11時にファスレーンに戻り,仕事を続けるであろう.」
スコットランド議会議員トミー・シェリダンは次のように述べた.
「全ての歴史上の進歩的な変化は人民によってもたらされた.非暴力で平和的な市民の抵抗を再開しなければならない.」