トライデント・プラウシェア報道発表
法務総裁の事件付託

2000年11月17日

トライデント判事たちに明確なその事実を直視するよう呼びかけ

「トライデントの3人」裁判の見直しである法務総裁の事件付託が今日結審,
判決は4週間から8週間のうちに為されると予測される.

法廷助言者ゲリー・モイニハン氏は,トライデントの3人は差し迫った脅威に対応したと主張しているが彼女たちはそんなことをしたのではない,という国側の主張に反撃した.彼はつぎのような喩え話をした.隣人がテロリストで爆弾を作っていることを発見した人がいて,彼は警察に行動するように要請したが何の役にも立たない.そこで彼自身で行動することを決意し,夜の間は危険すぎるので行動せず,翌日,隣人の家に侵入してその爆弾を取りあげた.

そのあと,ウラ・ローダーの代理人として弁護人イアン・アンダーソンは,スコットランドの法律の中にはメイタイムの状況を適切に説明するような判例はないと語った.そのかわりに彼は米国のプラウシェア判例を指摘した.その判例はダニエル・ベリガンとその他の人々の訴訟であり,弁護として今回の裁判によい手引きとなっている.

エレン・モクスレイの代理人として勅選弁護士エイダン・オネィルは,これまで判事が持っていたトライデントについての限られた事実からはトライデントが合法であるということも可能であるけれども,合法であると裁定するための明確な事実が判事に与えられていないと述べた.戦時においては人道主義的な原理だけが適用されるというもう一つの国側の主張に関して,彼はこれらの原理を明確にすれば基本的人権は戦時においてさえも適用されることがはっきり判ると説明した.言うまでもなく人々は平和時において生きる権利を持っている.

トライデント・プラウシェアのスポークスマンは次のように語った.「判事たちはこの審問において十分な事実を提出することを許さなかった.しかしそのような制限にもかかわらずトライデントに対する今回の基礎的な申し立ては成功した.その申し立ては大変説得力のあるものである.われわれは判事に明確なその事実を受容れそしてトライデントが不法であると裁定することを望む.」
(M)