法務総裁の事件付託

トライデント・プラウシェアズ 報道発表
2000年10月11日

スコットランド高裁において「トライデントは犯罪的な存在である」という証言

本日、エディンバラ高裁において担当判事らの注目の前で、平和運動家が、その荒廃させる効果と継続的な脅威であることを指摘しつつ、英国のトライデントシステムに反対する審理を盛り上げた。

「トライデントの3人」の裁判についての法務総裁の事件付託へのヒアリングへの提出書類を示しながら,アンジー・ゼルターはエディンバラの地図を参照しつつ、損傷、死者そして負傷者が伴うことになる軍事的な標的を示して、単一の弾頭の破壊的力を例示した。このぞっとするような例示から続けて、彼女は国際司法裁判所が戦争犯罪への準備はそれ自身が戦争犯罪であると述べていることを示した。「信頼できる抑止力」をもつことは英国政府の政策である。「もう一度言いたい」,彼女は述べた.「英国の核抑止の根底にあるのは単純な目的、恐ろしい破壊という目的であることを。私たち3人の女性が自分たちの行動によって防ごうとしたのはこの恐ろしい破壊であり、犯罪なのです。」

トライデントの違法な状態は英国政府メンバーや関わっている軍事要員は皆,裁判にかけられるべき「国際的な犯罪者」であることを意味しています。市民たちは時間をとり、再びこの犯罪を司法に託そうと試みた。英国とスコットランドの両方において重大な刑事告訴はなされていない。

犯罪を妨げるために行動するという市民の権利という問題が審理されているときに彼女は次のように述べた。「もし私たちの行動が,地域の麻薬の密売人がその商売仇が住む通りを罪のない住人まるごと爆破してしまう脅しをかけるという狂った計画に必要な装置を,非暴力的に非武器化することであったとすれば、私たちは裁判にかけられることはなかったであろう。」 まとめとして彼女は「核兵器という罪を妨げることは法務総裁の事件付託の結果がいかになろうとも続けられるであろう。しかし、もし本裁判所が賢明で勇気があれば、本裁判所はグリーノック裁判から現れた背景となる諸問題、すなわちトライデントの違法性という死活的な問題と,いかにしてそれをスコットランドから撤去するかという問題にもまた取り組むであろう。」

ヒアリングのためにとくに本日スコットランドに来たオスロ大学法学教授、スケール・エスヶランドは「もしこれらの3人の女性が,彼女らと一致する裁判所の見解を引き出すことができれば、その意味は重大でスコットランドを越えてはるか遠くまで到達するであろう」と述べた。聴聞はあすも続く.(O)