トライデント・プラウシェア報道発表

法務総裁の事件付託

トライデント・プラウシェア報道情報

2000年10月9日

高等裁判所トライデント審問が開始

ヨーロッパの人権についての議論の時間取られる

昨年のグリーノックにおける「トライデントの3人」判決に対する法務総裁の事件付託が多忙なエジンバラ高等裁判所において審問が開始した.冒頭国側は,三名の女性は,悪意ある損傷についての告発(それについて彼女達は無罪となった が)に対して適切な抗弁をしていないとの主張で議論の口火を切った.

判事団は,当面,被告等によって提起された人権に関するヨーロッパ条約(ECHR)に基づいた議論については棚上げにすることを決めた.彼らは直ちに主要な議論に入り,ECHRについては具体的にその必要が生じたときに対応するということにした.再び議事録を取ることを拒否したが,彼らは,検事総長の4 つの質問には含まれない鍵となる問題についても取り扱う余地は有るだろうと述べた.

国側を代表して法務副総裁は,検察当局が悪意ある損害の告発を立証するのに,その行動に悪意ある動機があったことを証明する必要はないと主張した.これによって彼は,グリーノックの弁護の一項目,つまり,彼女達は悪意なしに行動したということ をひそかに傷つけようと望んでいる.彼は,その弁護は,原理的には適切ではあるが ,彼の考えでは,彼女達の行動を正当化するような直接的な危険は存在しなかったので, グリーノック裁判では根拠が薄弱であると主張した.

トライデント・プラウシェアのスポークスマンは次のように語った.「国が今回取 った方法は,法務総裁の事件付託は裏口からの上告であり,また,彼女達を二度裁判にかける方法であるという我々の見解が正しいことを示している.他方,これは 無この人々が殺されれることを阻止しようとする一般市民の権利を主張する真の問題に一般の注意を喚起する良い機会である.」(M)