311日佐賀県知事要請行動/知事口頭回答文字起こし

山口知事:

 それではあのー私の方から。本日はホントにありがとうございました。皆さんのご意見や思いを直接伺わせていただきました。そして今日は県の先生も3人来ていらっしゃいますけれども、県議会はもとより皆さん方からアーご意見ご質問を承っておりますので、真摯に対応して頂きたいと思っております。

「マイク無いんですか?(難聴者の参加者)

 東日本大震災、そして福島第一原発の事故からちょうど10年になります。私は当時長崎県におりまして、アノー道路がなかなかスムーズに通じていないという話がありましたので、いち早く長崎大学と連携して長崎丸という船で福島県の小名浜港、岩手県の方に送ることに決めまして、たことを憶えております。アノーま、10年経って今日もテレビで、などでいろいろ映像などが出てまいります。え、津波のことですとか、アー福島アー原発のエー第一原子力発電所のオー映像、そういったものが頭から離れることはありません。

 我々は決してこれを風化させてはならないんだと思っております。そして原子力に関わる全ての者、これは事業者に限らず、その当然我々も含めてでありますけれども、もう二度と福島のようなことは起こさせないという強い気持ちで緊張感を持って取り組んで行かなけれなならない、取り組む覚悟です。私はもう知事になった時から、どうしてもそこは、アー今在る玄海原子力発電所とどう向き合っていくのか、というところがとても、オーずっと強い思いとしてございます。

 ま廃止措置1号機2号はなりましたけれども、それだけとっても長い間、我々はそれに向き合っていかなければいけないという強い覚悟をしてございます。そして、エー私自身は原発立地県の知事としてエー県民の皆さんの安全を何よりも考えまして、エー玄海原子力発電所に真摯にこう向き合っていかなければならないと思いますし、皆さん方からすれば物足りないかも知れませんけれども、あのー私なりに九州電力さんとはしっかり向き合って、エーそのたんび、そのたんびに厳しく対峙させて頂いているつもりでございます。ま、こうしたアー姿勢はこれからも持ち続けていきたいと思います。

 そして皆さん方が日頃、この10年間活動されていることは、この十分承知しておりますし、イーなかなか大変なことだったと思いますし、これからもそういう日々が続くんだろうと思いますけれども、私は、あの事故を風化させないために、皆さん方のオー様々な活動というものは、大変、あの意義のあるものだというふうに思いますので、改めて、敬意を表したいと思います。

 まこれから同じこのー原発に向き合う県民として、まいろいろな所で皆さん方からご指摘いただくこともしっかりと受け止めながらですね、アノー我々も、我々としての考え方をオー皆さんの前で表明できるようにしっかりしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 本日はありがとうございました。

「この後知事が別用なるものが入っていますので、ここで退席させて頂きます。」(司会)

豊島氏:一言、一言、私が申し上げる対話の件ですね、担当者との直接対話、この機会を設けて頂くということですけれども、これは即答いただけませんでしょうか?

山口知事:もうできる限り。じゃあそのような形で。ま勿論いつもいつもという訳にはいきませんけれども、アノー時々皆さん方のお話を直接聞くということも大事ですので。

豊島氏:ぜひお願いしたいと思います。

山口知事:分かりました。はい、分かりました。ありがとうございました。